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自動車保険の保険会社の選び方(1) ネット通販系保険会社

自動車保険の作成の手順の全体像については、「自動車保険の簡単!な作成手順」 をご覧下さい。

このページでは、自動車保険の保険会社の選び方を紹介しています。

自動車保険の見積もりの際のインターネット活用術はこちら
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自動車保険一括見積サイトを使って、 各社から見積りをもらい、 各社の保険料の相場観が分かったとしたら、次は、保険会社を選ぶということになります。

自動車保険を扱っている保険会社は大きく分けて、二つあります。

  1. 代理店型
    古くからある大手の損害保険会社です。全国に多くの代理店を持っています。インターネット経由でも保険契約は可能です。
     (例)東京海上日動、損保ジャパン、三井住友

  2. ダイレクト型
    自動車保険の自由化以降に参入してきた新手の保険会社で、主にインターネット、電話などで保険を申し込むことができます。
     (例)アクサ、アメリカンホーム、ソニー損保、三井ダイレクト

さて、では、ネット通販系の保険会社の特徴は何でしょうか?

それは、ズバリ、

保険料が安い!

です。

恐らく、自動車保険一括見積サイトを使って、 各社から見積りを取ると、安く保険料が出されるのがネット通販系でしょう。

 

(1)なぜ、ダイレクト型は安いのでしょうか?

(A)チェリーピッキング

 自動車保険の保険料は、基本的には契約者の事故率で決まります。たくさんの人を集めることで、大数の法則を効かせて、 保険を成立させるのですが、当然、事故率の低い人を集めれば、保険料が安く、事故率の高い人を集めれば保険料が高くなります。

 ダイレクト型は(全てではありませんが)、比較的優良なドライバー(事故が少なく等級の高い人)を細かくグルーピングして、 その人たちは保険料が安くなるように設定しています。そうすることで、事故率の低い優良なドライバーを集めて保険料を安くしているんですね。 こういう、保険会社にとっておいしい部分だけを集めて保険をつくることを「チェリーピッキング」と言います。

 一方で、大手損害保険会社は優良なドライバーについてネット系に比べて保険料を高くする代わりに、 事故をたくさん起こすドライバーの保険料を低く抑え目に保険を作っています。

したがって、ダイレクト型は優良ドライバーは安くなりますが、事故を起こすドライバーは逆に高くなったり、最悪の場合、 保険に加入できなくなっています。

どういう人がネット保険で安くなるかは、保険料を個別に計算してみないと分かりません。だから、 「自動車保険見積りの際のインターネット活用術」 で書いたように、何度も自分で試してみるしかないんですね。

(B)付加保険料の削減

どの自動車保険でも、保険料というのは、「純保険料」と「付加保険料」との二つで構成されています。

「純保険料」というのは、保険金支払いに当てられる保険料です。だいたい、保険料全体の60%といわれています。
一方、「付加保険料」というのは、保険会社の人件費や各種費用、代理店の取り分などに当てられる保険料です。普通の会社の経費に当たるものです。 こちらは、だいたい、保険料の40%と言われています。

ダイレクト型は、人件費を抑え、代理店を持たないため、この「付加保険料」が少なくてすみ、40%が35%になったり、20% にすることで、保険料を下げています。

したがって、保険金を出し渋ったり、サービスを悪化させているわけではありません。

実際に、2005年秋から大騒ぎになった保険金未払い事故でも、大手損保会社が一社当たり数万件で10億円近い未払いを出している一方で、 ダイレクト型大手のソニー損保は600件弱の3000万円程度の未払いに過ぎませんでした (ソニー損保も大手損保会社と同様に金融超の処分の対象となっています。)。 つまり、

ダイレクト型の保険会社の保険料が安いからといって、 必ずしもサービスや保険金支払いが悪いわけではない

といえると思います。

※実際のダイレクト型自動車保険会社の事業比率は4割から6割と3割前後の大手損保に比べると倍近く高かったりします。これは、 ダイレクト型が自動車保険業界に参入したてで、なかなかシステムなどの初期投資の回収が終わっていないことに起因するようです。 目標としている事業比率の削減も、今のところは道半ばというところでしょうか。


(2)ダイレクト型の保険の諸手続きは大丈夫なのか?

ダイレクト型は自分で申し込むため、更新手続きなどに不安を覚えるという声も聞きます。

確かに、代理店を通じて、大手損保会社に申し込むと、事務作業は全て代理店がしてくれるので、手続きの煩雑さはありません。実際、私も、 某大手損害保険会社の保険に入っていたとき、非常に優秀な代理店を通じて入っていたので、 保険更改時の手続きも代理店から連絡があったメールに返答するだけでしたし、事故のときも全て任せっきりにできました。これは便利ではあります。

しかし、よくよく考えてみると、自動車保険の更改手続きなんて、保険会社に連絡するだけですし、更改時期になれば、 ほとんどのダイレクト型はメールで知らせてくれるシステムを持っています。不安であれば、保険スクエアbang!カービューなどの、自動車保険見積一括サイトに、 更改時期になればメールで知らせてくれるシステムがあるので、メールアドレスを登録すれば十分です。

保険金支払いの際も、電話やメールで通報すれば十分であり、それほどの手間になるとも思えません。

したがって、少しの手間も面倒であれば、大手損保系の会社を優先して選ぶというのもありえますが、それを除けば、 ダイレクト型でも大手損保系でもあまり変わりはないということではないでしょうか。