対人対物責任保険のおトクな設定方法

自動車保険の作成の手順の全体像については、「自動車保険の簡単!な作成手順」 をご覧下さい。


手順1で自動車保険に関する情報を把握したところで、次は、自分のリスクにあった補償を具体的に検討していきましょう。

ここで重要なのは、 「自動車保険を作るときに、 まず考えなければならないこと」でも書いてますが、

事故が起きたらどうなるかをまず考えなければいけません。


どれくらいの賠償支払いがあるのか、自分が入院したらどれくらい治療費がかかるのか、家族は暮らしていけるのか、 車に損害が出た場合はどれくらいなのか、これらをイメージしながら、保険を作らなければいけません。

ここでは、数ある補償のうち、対人賠償責任保険と対物賠償責任保険について詳しく検討します。

対人対物責任保険の具体的な設計方法はこちら
人身傷害保険と搭乗者傷害保険の具体的な設計方法についてはこちら
車両保険の具体的な設計方法についてはこちら
各種割引制度の具体的な設計方法についてはこちら
各種特約の具体的な設計方法についてはこちら
保険料をおトクにするためのその他のノウハウはこちら


1.対人賠償責任保険

これは、対物賠償責任保険、搭乗者傷害保険または人身傷害保険とともに、普通に自動車保険に入れば、ほぼ確実に加入する保険です。 この三種類の保険に入っておけば、とりあえず、事故が起きても、「相手への損害賠償」、「自分の入院治療費」は確保されるので、 最低限は確保されることになるでしょう。

対人対物賠償責任保険の詳しくはこちら
搭乗者傷害保険、 人身傷害保険の詳しくはこちら

次に考えるべきことは、掛けるべき金額です。

これは、

何も考えずに無制限にした方がいいです。

これをご覧になれば一目瞭然でしょう。

【人身事故の賠償金額の例】

賠償金額 賠償の相手 相手の職業 症状 裁判所
2億9737万円 男性40歳 会社役員 後遺障害 東京地裁
2億9686万円 男性20歳 専門学校生 後遺障害 東京地裁
2億6562万円 男性19歳 大学浪人生 後遺障害 大阪地裁

これで「上限5000万円」などにしていると進退窮まるということがお分かりになるかと思います。 無制限でも上限を決めても保険料はあまり変わりがありません。


※1 自損事故保険、 無保険車傷害保険について

この二つについては、対人賠償責任保険を入れていれば、 自動的についてきます。金額も対人賠償責任保険の金額で自動的に決まってしまうので、 何もすることはありません。

※2 対歩行者傷害補償特約について

歩行者を轢いてしまった場合に相手の過失割合にかかわりなく、 被害の全額を支払う保険特約です。メリットとしては、相手との示談交渉がスムーズに行くこと、デメリットとしては保険料が高くなること、です。 保険料に余裕があれば検討してもいいかも知れません。



2.対物賠償責任保険

対物賠償責任保険の詳しくはこちら


これも基本的な保険の一つです。普通の保険には入っています。問題は金額ですが、こちらも、

何も考えずに無制限にした方がいいです。

こちらも賠償例があるのでご覧下さい。

【物損事故の賠償例】

賠償金額 被害物 判決裁判所
2億6135万円 呉服、毛皮などの積荷 神戸地裁
1億2036万円 電車、家屋、線路など 福岡地裁
1億1347万円 電車 千葉地裁

こちらも、「上限5000万円」などとしていると進退窮まることがお分かりになるかと思います。

また、対人賠償責任保険と同様に無制限にしても3000万円程度にしても保険料はそれほど変わりません。