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搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険

このページでは、自動車保険の搭乗者傷害保険と人身傷害保険の違い、自動車保険の内容、計算方法、支払い方法、請求方法、 いくら支払われるか、を紹介しています。

自動車保険の搭乗者傷害保険

自動車保険の搭乗者障害保険の内容とは、交通事故で、自分の車に乗っている人(運転者以外もOK)が死傷したり、後遺障害で通院した場合に約款にしたがって、請求をすれば支払いがある保険です。

搭乗者傷害保険は、交通事故の相手からの賠償金や人身傷害補償保険などに加えて、保険金が支払われます。

なお、搭乗者傷害保険の入通院の際にいくら支払いがあるかの金額の計算方法については、以下の2種類があります。


(1)日数払い計算方式

日数払いとは、入院一日や通院一日当たりについて、いくら支払いがあるかという支払金が決められており、 日数から計算して受取額が決まる方式です。


(2)部位症状払い計算方式

部位症状払い方式とは、ケガをした種類と場所により、決められた受取額によって、いくら保険金・支払金の支払いがあるかが決まります。

【部位症状払いの支払い計算例】
ソニー損保 の受取額の事例(単位:万円)

部位 打撲・捻挫・挫傷・擦過傷 切り傷・挫傷 骨折・脱臼 欠損・切断 腱又は筋の完全断裂 神経(脊髄を除く)の損傷 脊髄の損傷または断裂 頭蓋内出血・眼球内出血 臓器及び眼球の破裂・損傷 熱傷 その他
頭部 5 15 80 - - 90 - 100 - 5 5
顔面部 5 5 50 20 - 30 - - - 5 5
- - - - - 40 - 30 50 - 5
歯牙 - - - 10 - - - - - - 5
頚椎 5 10 70 - - 50 100 - - 5 5
胸部・腹部 5 10 60 - 50 50 100 - - 5 5
背部・腰部・臀部 5 10 60 - 50 50 100 - - 5 5
上肢 5 5 30 40 40 40 - - - 5 5
手指 5 5 15 20 30 30 - - - 5 5
下肢 5 5 40 50 30 30 - - - 5 5
足指 5 5 20 30 15 15 - - - 5 5
全身 10 15 - - - - - - - 30 15

多くの保険会社では、日数払いではなく、部位払いを勧めています。理由は、「ケガした部位が分かれば、 示談さえ成立していれば保険金が支払われるため(日数払いは退院して日数が確定してから支払われる)」と「保険料が比較的安い」ということです。

しかし、日数払いに入院1日当たり15,000円、通院1日当たり10,000円の制度があれば、多くの場合、 こちらの方が補償が厚くなるようです。これは多くの保険関係者がそうおっしゃっています。なので、日数払いの方がおトクかも知れません。

「搭乗者傷害保険の払い渋り」という話もよく耳にしますが、保険金の払い渋りをしても、保険会社にとっては、保険料が値上がりするだけで、 何ら儲けにはなりません。ただ、受け取れる保険金に計算の決まりがあるので、頚椎捻挫や後遺障害などでは、実際にかかった費用より、 安くなるケースもあり、それが「搭乗者傷害保険の払い渋り」と取られてしまうこともあるようです。

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自動車保険の人身傷害補償保険

人身障害保険(人身事故保険、人身傷害補償保険)って何?とよく聞かれますが、人身傷害補償保険とは、交通事故の人身事故で、 自分の車の搭乗者 (運転者以外の第三者もOK)が死傷したり、通院した場合に備える保険です。

 

こう書くと「人身障害保障保険って、さっきの(5)搭乗者傷害保険と同じじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、 以下の点で人身傷害補償保険の方が得な保険(=事故っても安心)です。

  • 人身事故補償保険の支払い金額は、実際の損害額(入院費、治療費など)を補償してくれます(契約時の限度額の範囲なら全額でも可)。
    一方、(5)の搭乗者保険は、どれだけヒドいケガをしても、あらかじめ決められた額(入院一日1万5千円または全身骨折15万円など) しか支払いがありません。
     
  • 自動車搭乗中の事故だけでなく、歩いているときや他人の車に乗っているとき、バイクに乗っているとき(運転者) の交通事故も支払いがあります(保険会社によっては、電車、バス、 飛行機などに乗っている場合も対象になる場合もあります)。
  • 示談されてようとなかろうと保険金が支払われます。
  • 過失割合に関係なく、保険金が支払われます。


一番目と二番目は「手厚いなあ」ということがすぐに分かりますが、三番目と四番目はどういうことなのでしょうか?


まず、三番目については、以下のような事例です。

【事例1】

交通事故の人身事故で重症になり入院した。入院した病院では一ヶ月ごとに支払請求がくるので毎月入院費用10万円を支払っているが、 事故の示談は、相手がゴネているので裁判になっている。どう見ても2、3年はかかりそうだ。その間の入院費200数十万円どうしよう・・・

 

こういう場合、(5)の搭乗者傷害保険では、裁判終了後にしか支払われないので、その間の入院費用は自分で立て替えなければなりません。 これって、相当負担ですよね?ただでさえ、入院していて収入が減っているかも知れないのに・・・


一方、(6)の人身事故補償保険であれば、示談されてようとなかろうと保険金が支払われるので、病院からの請求があればすぐに支払えます (病院によっては、直接保険金を請求してくれるところもあります。)。

 

次に四番目の「過失割合に関係なく支払われる」についてです。

例えば以下のような場合どうなるでしょうか?

【事例2】

あなたはAさん相手に交通事故の人身事故を起こしました。

あなた Aさん
過失割合50% 過失割合50%
治療費200万円 治療費0円

         ※過失割合とは、事故の過失に応じて決められる責任の割合のことです。

この交通事故の場合、

(イ)人身障害補償保険なし(搭乗者障害保険もなし)の場合
  →あなたはAさんから100万円のお金(賠償金) をもらえます。

(ロ)人身傷害保障ありの場合
  →あなたは保険会社から200万円の保険金の受取額があります。
    ※保険会社はAさんに請求して、100万円の賠償金を受け取ります。

つまり、人身傷害補償保険に入っていれば、自分の過失が大きかろうが小さかろうが、確実に入院費用や通院費用をゲットできるというわけです。 自動車保険の人身障害補償保険がお得といわれる所以です。

これは、入院などして収入も減り、心細くなっているときに大きいですよね。

なお、搭乗者傷害保険でも、過失割合に関係なく一定の入院費用が受け取れますが、決められた額しかもらえないので、多くの場合、 全額受け取ることができる人身傷害保険とは、安心感が違いますよね。

したがって、人身障害補償保険は絶対に必要な保険といえます。

なお、これと似たものに 「無保険者傷害保険」というものもありますが、これは、交通事故の人身事故の相手が、無保険である事例や当て逃げである事例などにおいて、支払われる保険です。この「無保険者傷害保険」 と人身傷害補償保険との違いは、無保険車傷害保険は相手が無保険車でなければ支払いがない保険ですが、人身障害保険は、 相手が無保険者であろうとなかろうと支払いがある自動車保険です。全体の7割が保険者であることを考えると、 圧倒的に人身障害保障保険の方が請求する可能性が高いということですね。

具体的な搭乗者傷害保険と人身障害補償保険の設定方法は、 「人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険のお得な設定方法」をご覧下さい。

 




 

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